キャタピラージャパンで働く WORK STYLE

座談会(D&Iへの取り組み/明石編)

女性社員の活躍が
キャタピラージャパンの未来を変える

人材の多様性を尊重し個々の能力が
発揮できる環境を作るD&I活動を推進する
「WIN(※)」のメンバーたち。
その思いを語ってもらった。

WIN(Women's Initiative Network)は、Caterpillarで認定され、共通の関心から自発的な活動を展開するERG(Employee Resource Group)の一つであり、活動を通じて最高のチーム(Best Team)という企業戦略の実現に寄与する活動のことである。
WINではメンバーの成長、女性の活躍、文化的な理解や地域の奉仕活動を促進するプログラム等を通じて、社員一人ひとりの多様性を受容し、生かす企業文化を育み、広げることを活動の目的とする。
WINには、地域ごとの活動を行う組織として、Local Chapter、つまり「支部」を設置することができる。日本では2013年にAkashi WIN Local Chapter(Akashi WIN)が、2014年にSagami/Tokyo WIN Local Chapter(Sagami/Tokyo WIN)が設立され、定期的な意見交換や、地域独自のイベントの企画・運営をしている。

D&Iの思想が会社にもたらすチカラ

Wayne
業界トップの油圧ショベル製品を開発するためには優れたチームが必要ですが、そのためには組織のD&Iが重要であり必須です。皆さんのポジションにおいてどのようにD&Iに関わっていくべきだと考えますか?意見を聞かせてください。
塩 路
私が所属する経理部門には女性社員が多いため、周囲に対して働き掛けるというよりも、後輩のロールモデルになれるように家庭と仕事の両立を模索していきたいと考えています。まずは働き続けることを目標とします。
石 田
技術職は、経理に比べると女性社員の割合が低くなっていますね。自分を含む女性社員の仕事のやり方や行動が、すべてジェンダーGAPによるものと捉えられない様に、身近な人から理解を得ていきたいと考えています。
浅 見
最も重要だと考えているのは、作業環境の改善です。私は現業部門に所属し、設備計画や工程管理に携わっています。近年、女性の社会進出が加速し、製造現場でも多くの女性が働くようになりましたが、少し前までは作業者は男性ばかり。多くの設備や作業が男性基準となっており、誰もが作業しやすいとは言い難い状況です。その中で女性視点から様々な身体的特性差に起因する課題を見つけだし改善を行っていきたいと考えます。
徳 田
まずは社会の変化、マーケットの変化を理解し、我々自身が変わらなければなりません。ジェンダーダイバーシティはもちろんのこと、多様なマーケットで勝ち残る会社になるためには、いろいろな国の文化を知ることがとても大切です。WINのイベントを通じて、今、私たちを取り巻く環境がどのように変わりつつあるのか、それに対応するために我々がどう変わらなければいけないのかを考える機会を皆さんに提供していきたいと思っています。
Jennifer
世界の各拠点からの多様な、そしてより良いアイデアを集める必要がある私にとって、徳田さんが言うように多様性を理解することは重要な意味を持っています。キャタピラーの油圧ショベルは、世界各国で生産されています。多様なアイデアの共有と、より良いソリューションの創出により、油圧ショベルの生産におけるベストな方法を見つけることができ、またそれを世界の各拠点に展開することができます。

D&Iがアイデア、ソリューションを創出

Wayne
とても素晴らしい意見です。私はこれまで非常に優秀な女性社員と仕事をしてきた経験があります。女性はチームの一員としても、リーダーとしても、良い組織に必要な考え方や能力をもたらしてくれます。キャタピラーには数多くの優秀な女性幹部が在籍していますし、世界を見ても国際通貨基金の専務理事や、ドイツの首相等、多くの女性リーダーが活躍しています。さらにダイバーシティーは、性別だけでなく文化や世代、人種などの違いにも拡大していく必要があると考えています。D&Iを推進することで、このグローバルで変動の多い市場におけるマーケットリーダーになるために必要なすばらしいアイデア、ソリューションを生み出すことができると断言できます。
浅 見
おっしゃる通り、素晴らしいアイデアは多様性の中から生まれると思っています。男性と女性では物事を考える視点が異なることが多いですから、女性が働き続けることでより多様な意見交換が可能になります。そして多くの人にとって良い環境や製品が生まれると思います。
徳 田
そうですね。一般論になってしまいますが、女性は経験上ある場面、例えば、環境問題や安全面においては、男性よりも厳しい評価をする場合があると言われています。それは社会や株主にとって評価される行動であり、将来的には会社にとってもよい効果につながると思っています。

WINの活動を進めるうえで感じられる変化

Wayne
キャタピラージャパンがいっそうの成功を収めるために、WINのような組織を主導とした更なる改善や課題の発見が不可欠であると考えます。皆さんがWINの活動を進めるうえで感じられる変化があったら教えてください。
石 田
エグゼクティブからの本気メッセージが発信される機会が増えたので、古き良き男性社会の中心で活躍されてきた方々も、身近な問題として考える機会が増えたように感じています。
徳 田
社員の意識が、少しずつではありますが変わってきていると感じています。今までは「これをしてはいけない」という消去法、受け身の行動で業務をしてきた女性社員が、少しずつではありますが「これを達成するために自分は何をすべきか」を考え、提案し、行動できるようになったと思います。
浅 見
他部署の方々、特に女性の先輩社員と関わる機会が増えたことが一番の変化だと感じています。私が携わっている以外にどのような業務があるのかについて知ることができ、自身のキャリアプランを考える上でとても参考になっています。
Jennifer
WINイベントの参加者の多くが男性、女性に関わらず、ワークライフバランスの重要性に気づいています。男女共に同じ問題や懸念を抱えているということへの気づきは、互いを理解し、共に働くことへの一歩となります。
塩 路
そうですね。最近はWINがどのような活動をしているのか聞かれることも多く、男性、女性ともにワークライフバランスへの関心が高いことがよくわかりました。社員の利益につながる有益なイベントの開催などに尽力し、活動を通して明石のD&Iに少しでも貢献できればと考えています。
Wayne
私が見るWINの活動による貢献は、女性社員への気づきやサポートとなり、また女性社員の声となっていることです。グループとしての声は、1人の声よりも届きやすくなるため、メンバーには引き続き社員の声やアイデアを発信し続けてほしいと思います。私たちが職場環境や雇用を改善するためには、皆さんたちの意見が必要です。

女性社員の活躍がこれからの会社を変える

Wayne
キャタピラージャパンで女性としてこうしたビジネスに取り組んでみたい、あるいは「自分はこういう存在になりたい」などあったら教えて下さい。
塩 路
まずは働き続けるということを目標に頑張っていきたいです。産休、育休も取得しやすいですし、有給もとれるので環境的には整っていると思います。その上でさらに何が必要かを常に考え、それを自分だけではなく、周りへも還元できるような活動をしていきたいと思っています。
石 田
女性エンジニア達が、開発の中心でリーダーシップを発揮して、お客様に喜んで買ってもらえる車両を開発しているような環境となり、女子学生が入社したいと、数多くの応募が来て「少し男子も入れないとなぁ」と困っている状態になったら理想ですね(笑)。そのための環境づくりを進めていきたいと思います。
浅 見
男性が多い職場において、女性視点で物事を考え、発信できることは大きな強みになると感じています。この強みを最大限に活かして、自部署はもちろん他部署の方からも頼られる存在になりたいと考えています。
徳 田
今までの建機の概念を超えた新しいマーケットに対応したマシンを、女性社員がリードして企画・開発できたら面白いだろうなと思います。
Wayne
皆さんの活躍により、これからの5年~10年の間に、キャタピラージャパンの社員にD&Iの価値や重要性についての深い理解が根付くことを期待しています。そして会社はインターンシッププログラムを通して、将来の採用候補となる多様な人材を探し当てることができるでしょう。また私たちは社員のニーズに基づいた職場環境を構築していきます。そして、社員全員が成長し、最高のパフォーマンスを発揮できるような環境・機会を提供できるよう取り組んでいきます。
座談会(D&Iへの取り組み/明石編)Part 2
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