キャタピラージャパンについて ABOUT CATERPILLAR JAPAN

拠点/工場紹介

最新鋭の油圧ショベルは、
最先端の環境から生まれる。
― 明石事業所 ―

甲子園球場の約5倍。およそ21万平方メートルの敷地内に配した3つの工場で、明石事業所は、油圧制御の心臓部ともいえるコントロールバルブなどの主要コンポーネントから骨格を構成する板金構造物まで自社製造し、油圧ショベルを一貫生産しています。
キャタピラーグループを代表する油圧ショベルのリーディングプラントとして確かな信頼性に裏付けられた最新鋭の製品をスピーディーに世界のお客様へ供給していく。その使命を果たすために、高い生産効率、高いフレキシビリティー、高品質の実現を目指し、「工場革新」に取り組んでいます。
具体的には、受注生産を実現する生産管理システムの構築、JIT供給による最適物流の実現、サプライヤ/販売会社との品質情報の共有化システムの確立、そしてコンピュータ制御の工作機械や計測機器、溶接ロボット、自動搬送システムなど最先端の生産・品質管理設備の導入を推進。
さらにお客様の油圧ショベルに対する多種多様なニーズにお応えし、高付加価値化をリードすべく、工場全体を1つのシステムとして統合しています。
油圧ショベルの性能は、油圧制御や作業動作を司るコントロールバルブ、旋回減速機、旋回ベアリングといったコンポーネントの品質によって決まるといっても過言ではありません。これらの生産を担う部品工場では、機械加工から組立、塗装までの全プロセスをコンピュータで生産管理することによって自動化を徹底追求。
さらに各ラインに自動検査機能、品質管理機能をビルトインし、省力化と高品質・高付加価値化の両立を実現しています。

頑強であること、それは油圧ショベルの絶対条件。そして頑強なボディと骨格を造るためにはミクロンレベルの機械加工と高度な溶接技術に加え、品質を裏付ける幾重もの検査・測定が必要とされます。
板金工場には、自動計測機能を備えたNC工作機械やアーク溶接ロボットを組み込んだ6本のFMSラインと、最新鋭の大型五面加工機、国内最大級の三次元測定装置を配した大型板金ラインを設置。
小型機から大型機まですべての板金構造物を一貫生産しています。

1台1台、機種や仕様が変わっても、同じ機種を量産するのと変わらない生産リードタイムを実現する。さらなる多機能化、多様化を求めるお客様のニーズにお応えするため、明石事業所は多品種少量生産に最適化したシステムをいち早く整えています。新たに構築した全長200メートルのメイン組立ラインは、自動化設備や部品供給装置を有機的に連結することでマテリアルハンドリングを飛躍的に合理化。
製品知識とスキルを兼ね備えた作業員を配置して最高品質の確保を図るとともに、ライン上で検査員による入念なチェックを行い、各工程内で品質検証を完結させています。

NTCビル|油圧ショベル開発本部(HEDC)
油圧ショベルの未来が生まれる場所、
油圧ショベル開発本部。

キャタピラーグループが全世界に供給する油圧ショベル。それらは油圧ショベル開発本部(HEDC)で開発されます。
グローバルネットワークを通じて収集した世界中のマーケット情報や稼働データを日米のトップスペシャリストが徹底分析し、開発コンセプトを策定。膨大なノウハウが蓄積された設計ツールを駆使したシミュレーション解析やコンポーネントテストによる検証を繰り返し、設計仕様を練り上げます。
こうして完成した設計図は、世界統一仕様として海外のキャタピラー社の工場へ送られ、生産に利用されます。
油圧ショベルの生産には様々な過程があります。
国内外のサプライヤーネットワークはじめ多くの資材・システム・人材の協力により世界に供給されています。
先輩社員のキャリアに迫る
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