子どものころから自動車やエンジンに興味がありました。キャタピラーへの入社を決意したのは、グローバルな仕事ができることと先輩社員の雰囲気の良さです。
私の仕事は油圧ショベルの性能分析です。ショベルの生産性や燃料消費量を、機体シミュレーションモデルや実際の機械のテストデータを用いて、解析・評価します。人が乗る機械なので、オペレータ(運転手)が感じる快適さ、操作しやすさは非常に重要。オペレータの感じたことを分析して理論化し、マシンに盛りこむのが私たちの腕の見せどころです。自分のアイデアを試せるのがやりがいですね。新しい機能や制御を考え、性能を評価する際には、従来のやり方では通用しない。仮説を立て、評価方法を議論する中で、多くの人に協力していただき、実際の機体評価で期待していた性能が得られたときの喜びは格別です。
2018年よりアメリカのピオリアへ赴任し、現地の熟練エンジニアのアドバイスをもらいながら、機体制御ソフト開発の理解を深めています。
人間の感覚を工学的に「翻訳」してマシンを進化させる
隅垣 直樹 Sumigaki Naoki
Machine Performance Team | 2011年入社 | 工学部電子工学科卒WORK STYLE 01
アイデアをマシンに盛りこみ、自分の仮説を検証する
WORK STYLE 02
自分の主張はハッキリ持ち、相手の声に耳を傾ける
仕事をする上で心がけているのは、相手が求めていることを想像して、できる限りの準備をしておくことです。たとえば、会議ではたとえ質問に最適な答えを持ち合わせていなくとも、分かっていること/分からないことをすぐに提示できなければ、自分の主張に説得力が出せません。テーマに対し自分はどうしたいかの軸を決め、なぜそう思うのか、だからどのように造るのかを、理論づけて説明する必要があります。
特にアメリカでは、エンジニアは自分が立てた仮説を、上司に対してでも遠慮せずに主張します。もちろん、仮説ですから間違うこともある。しかし、間違っても「この経験がチームの理解を深めたね」とポジティブに捉えている。その姿勢は見習いたいですね。
私の当面の目標は「良い油圧ショベルとは何か」の理解をさらに深めること。オペレータに「しっくりくる」と言われる製品を実現したいです。そのためにも、キャタピラーの世界的なネットワークを利用して、様々な意見に耳を傾け、設計に反映していきます。
キャタピラーの社員は、真面目で面倒見が良い人が多いです。その姿勢がこれまでの歴史をつくってきた要因のひとつでしょう。これはぜひ継承していきたいですね。
特にアメリカでは、エンジニアは自分が立てた仮説を、上司に対してでも遠慮せずに主張します。もちろん、仮説ですから間違うこともある。しかし、間違っても「この経験がチームの理解を深めたね」とポジティブに捉えている。その姿勢は見習いたいですね。
私の当面の目標は「良い油圧ショベルとは何か」の理解をさらに深めること。オペレータに「しっくりくる」と言われる製品を実現したいです。そのためにも、キャタピラーの世界的なネットワークを利用して、様々な意見に耳を傾け、設計に反映していきます。
キャタピラーの社員は、真面目で面倒見が良い人が多いです。その姿勢がこれまでの歴史をつくってきた要因のひとつでしょう。これはぜひ継承していきたいですね。