キャタピラージャパンについて ABOUT CATERPILLAR JAPAN

先輩社員のキャリアに迫る

ビジネス全体を見渡す
視野の広い会計サポートを

Inokuchi Kyoko

油圧ショベル事業部 ビジネスサポート部 Accounting Manager | 2012年入社 | 農学生命科学研究科修了

経理ならではの観点でグローバルビジネスにインパクトを与える

私は経理の中でもコスト分析に興味があり、製造業の会社を探しました。ひとことで製造業と言っても様々ですが、キャタピラーに決めたのは、グローバルカンパニーであること、プロダクトがコスト分析の対象として魅力があること、この2点が大きかったですね。
入社後に最初に配属されたのは当時の東京オフィスで、キャタピラージャパンとしての損益分析をおこなうチームです。私はとくに固定資産の分析を担当しました。1年後に、油圧ショベル事業部のシンガポール拠点へ異動。2年半の間、油圧ショベル事業全体を見渡せるチームで財務分析をおこないました。その後、産休・育休を経て仕事に復帰し、現部署に配属。現在は油圧ショベルの試験研究費のモニタリングと、既存機種の製造コストのモニタリングを担当しています。
試験研究費の中には人件費・資材費等様々なコストが含まれます。開発スケジュールを鑑みながら、予算と乖離していないかをチェックし、資料を整えて、開発部隊を束ねるチーフエンジニアへ報告します。仕事で大事だと思うのは、チーフエンジニアや、開発部門のリーダーが何を求めているのかを正しく理解することと、報告内容を実行可能な内容にまとめることですね。細部の分析にこだわらずに、開発・ビジネスの流れがわかっていないといけません。
自分たちのチームが作ったレポートや分析結果が、ビジネスにインパクトを与えていると実感できるのが、この仕事のやりがいですね。数字を通じてグローバルビジネスが見えてくる、これが管理会計の醍醐味でしょう。

手応えあるプロジェクトの達成感、一人ひとりが柔軟に働ける環境

いままでに手がけた仕事の中で、とりわけ記憶に残っているのは、シンガポール時代に任されたプロジェクトです。経理の指標のひとつにOPACC(Operating Profit after Capital Charge)がありますが、これは利益から保有している純資産にかかる維持費を差し引いて算出されます(プロフィタビリティ(採算性))。OPACCを地域ごとにまとめて比較・分析・モニタリングするためのプロセスを確立するのが、プロジェクトの目的でした。採算性をあげているのがどの地域かがわかれば、油圧ショベル事業部として取り組むべき事象に優先順位がつけられます。
膨大なデータの処理、ビジネスへの理解、関連部門との調整等、学ぶことが多く苦労も大きかったですがそれだけにやり遂げたときの達成感は格別でしたね。
キャタピラーは製造業なので、会社全体でみると男性がマジョリティーなのですが、海外オフィスも含めてこれまで私が経験した経理サポート部門では女性が多く、特に働きにくいと思ったことはありません。また、制度面でもテレワーク、時短勤務、フレックス制度など、柔軟に勤務する環境が整っています。特に明石事業所は事業所内保育所があり、私も利用しています。敷地内にあるので子どもの様子をすぐに見に行けるのがいいですね。女性だけではなく、保育所にわが子を送り迎えしている男性社員もいます。
今後も、キャタピラーのポリシーにもある“ダイバーシティー&インクルージョン”の強みをチームでも活かし、高いパフォーマンスを発揮していきたいです。
大村 真也
依藤 雅也